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2013/03/03

世界初レビュー

Wp_20130222_4
(付属品はケーブルとUSB-ACのみ、たいへんシンプル)

世界初(かつたぶん最終)のmirasol Android tablet、QFT-MP2 CAMELUS-P をいろいろテストしてる最中なのでバラバラと書きます。

■ポジ
誰が何と言おうとオンリーワンったらオンリーワン
スペック表に書いてないけどフロントライト付いてた!
質感は側底面が全部マットなゴムカバー、かなり良い
太陽光など周囲が明るい状況では非常に画面が綺麗
電池の持ちがやたら良いというか電池が減らない
 ⇒ハードウェアは高品質と言ってよさそう

■ネガ
カラー表示だが、フルカラーではなくディザリング?単に色むら?
低コントラストのため、黒表示のエッジが立たない
室内灯などの一方向からの反射光に対応する視野角は広くない
⇒消灯での室内利用にはそんなに向いてない
 ⇒電子書籍より普通のタブレット用途に適している?

↓詳細は長くなるので折りたたむ

■梱包
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素の段ボールにテプラでCAMELUS-P(Pearl)と書いてある(笑)。まあ数出る製品ではないから仕方ない。Pearlってのはコレのmodel名で、build.propにもそう書いてある。製造は台湾Microlink Communications、元製品名はそのまんまMirasol eReaderらしい。

■そもそも
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こんな感じで納品時はまともに動かない状態だった(笑) 幸いadbが生きてたので、コマンドラインでSettings呼び出して初期化して動いた。開発間にあって無さそうな空気感、3週遅延でギリギリだったのかな。

■Android Tabletとしての性能
CPU:MSM8255 1GHz Qualcomm Snapdragon S2
OS:Android 2.3.6 Gingerbread
MEM:system 512MB / user 340MB
Storage:Enbedded 4GB / user 1.5GB

まあ2年前のAndroid標準スペックです。ダメディアスWPとかXperia Arcとかそのへんくらいですが、そいつらより画面がデカい分つらい感じ。スクロールとかピンチズームとかはさすがにもたつきます。動画はHWデコーダ720pなので、その範囲なら大丈夫。YouTubeも普通に再生できます。

↓コミックと動画の再生はこんな感じ

動画はYouTubeのコレを利用してます。フロントライト消灯で、室内照明の反射のみでの再生。やはり室内でフロントライト消灯だとコントラストがだいぶ控えめに。基本的に屋外利用にチューニングされてると思うので、無理せずにフロントライト付けるのが正解。しかしそれでも、動画を普通に再生できる応答速度の速さは、EInkとか他の電子ペーパーに比べると大きなアドバンテージ。

ちなみにバッテリ2000mAhしかないのですが、異常にもちます。72h稼働させた状態で残り80%あります。この辺は電子ペーパーの面目躍如。フロントライトは気にせずつけていいかも。

■mirasolの表示品質について
電子ペーパーといってもいろいろあるのですが、mirasolの見栄えはコレステリック液晶やカラーEInkとはだいぶ違います。近いのは電子ペーパーというよりも「反射型カラーTFT液晶」。去年の年末にジャパンディスプレイがパシフィコに出展してたヤツ、ねらい所はコレ。スペック的に一長一短とはいえリリースの表示見る限り、さすがにmirasolのほうがだいぶ綺麗です。まあ商品レベルと試作品ではまだ勝負にならない感じでしょうしね。

あと液晶に比べての優位性としてmirasolは双安定(電源切っても画面が消えない系)だったはずなんだけど、それを実証する機能が無い。ほっとくと普通に画面消えてスリープするけど、フロントライトだけ落とせばいいんじゃないかな。そのままでもバッテリはもつけどね。

■値段
まあ高いんだけど、量産したら結構安くできるんじゃないかな。一品モノに近い今の状態でiPad miniの高いのより高いくらいで収まってるので。ただ、基本スペックを今風(せめて中華パッド並)にするとやっぱそれくらいの値段になっちゃうのかも。

■まとめ
プールサイドでさっそうと電子書籍を読む紳士向け
得手不得手はあるものの「電子ペーパー」と言うくくりで見ると大変期待の持てる一品、なんだけど将来が閉ざされているというのは非常に残念。ホントに次はないのかなあコレ。

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コメント

GJ。ipad持ってなかったら買ってたかもなw

ところでSONYの電子ペーパー端末はなんで
あんなにダメなん?(白黒反転とか)

投稿: ぐら | 2013/03/04 17:25

まあ好奇心は満たせたので適当に使います。

SONYの(に限らずKindleもkoboも)いわゆる安い電子ペーパー端末は、ほぼ全部EInkの電気泳動方式です。EInkの方式上どうしようもない欠点は、良く知られている通り

・応答速度の遅さ
・連続使用時の白黒反転

です。EInkは1pixelの濃淡を「白と黒のインクを、電圧で濃度変化させる」ことで表現するのですが、中間濃度を表現するためには一度、白にリセットする必要があるので遅い。グレーからグレーへの変更ができないんですね。逆に言うと、EInkでもモノクロ2値で良ければ高速ですw

白黒反転は、グレーへの変更を続けていると、どんどん白と黒のインクが混ざってコントラストが落ちるので、たまに真っ黒>真っ白でワイプする必要があるのです。逆に言うと、EInkでもモノクロ2値で良ければ反転しませんw

で。mirasolはMEMS方式の電子ペーパーで、pixelを機械的に反射光の波長を変更することで表現してるので、EInk的な欠点は全くありません。おそらく最大の欠点は「歩留まりが悪い」ってところに尽きるんじゃないかと。SED/FEDと同じで、いいものでも生産できなきゃ商品になりませんからね。なので、QualcommはMEMSの生産面の問題解消目的でシャープに出資したという。

投稿: Topika | 2013/03/04 19:32

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